Ant Colony / Pheromone / Path Finding
短い道ほど、
だんだん濃くなる。
アリは歩いた道にフェロモンを残します。たまたま短い道を通ったアリは、早く戻ってまた同じ道を通りやすい。
その繰り返しで、巣からエサまでの有力な道筋が空間に浮かび上がります。障害物や迷路を置いて、どう道が選ばれるかを見てみてください。
アリの経路探索
巣とエサの間で、フェロモンの正のフィードバックがどう道を絞り込むかを観察できます。
クリック操作
エサシナリオ実験
自由配置エサをクリックで置くと探索が始まります。障害物や近道実験を入れると、短い道ほど濃くなる理由が見えます。
Core Idea
短い道は早く何度も往復されるから、結果としてさらに選ばれやすくなる。
アリは全体図を知っているわけではありません。局所的な匂いの強さと少しのランダム探索だけで、道の候補が競争し、強い経路へ収束していきます。
Mechanism
何が「最短経路っぽさ」を作るのか
重要なのは、フェロモンを残すこと自体ではなく、残した道が次の個体の行動を少しだけ偏らせることです。その偏りが増幅されると、道筋が濃く見えるようになります。
Deposit
通るたびに匂いを残す
アリは巣へ戻る道、エサへ向かう道の両方にフェロモンを残します。通行量が多い場所ほど濃くなります。
Evaporation
使われない道は薄れて消える
蒸発があるので、たまたま一度だけ通られた遠回りの道は残りにくく、継続して通る道だけが残ります。
Feedback
早く戻れる道ほどさらに強くなる
短い道は往復周期が短いので、同じ時間でもより多くフェロモンが上書きされます。この正のフィードバックが経路を絞ります。
Experiments
見どころは「競争させる」と分かりやすい
アリの探索は、一本道よりも複数の候補がある場面のほうが面白く見えます。近道、障害物、迷路で道の競争を作ると変化が読みやすくなります。
Shortcut
近道実験
最初は迂回路を通っていても、途中に短い抜け道があると、やがてそちらが濃くなっていきます。
Maze
迷路
完全な最短経路計算ではなくても、局所的な匂い追従だけで有力なルートが浮かびます。
Obstacle
障害物を自分で描く
壁を追加すると、それまでの経路が崩れ、別のルートへ切り替わる様子が見えます。探索の柔らかさを体験できます。
Randomness
ランダム探索も必要
匂いだけを強く信じすぎると、新しい道を発見しにくくなります。少しのランダムさが探索を生かします。
Next Steps
次に広げるならこのページ
アリの探索は、群れの創発と最適化の両方の入口になります。局所ルールが全体の構造を作るという意味では、Boids や反応拡散とも自然につながります。