Rainbow / Refraction / Internal Reflection / Dispersion

虹は、
水滴の中で光が一度遊んでから見える。

太陽光は水滴に入るときに曲がり、水滴の内側で反射し、外へ出るときにもう一度曲がります。その途中で色ごとに曲がり方が少し違うため、赤や紫へ分かれて見えます。
このページでは 入射位置太陽光の傾き水滴サイズ白色光と単色光主虹と副虹 を切り替えながら、虹の原理を高校生向けに追えます。

  • 虹は「屈折して終わり」ではなく、屈折、内部反射、再屈折の 3 段階で見える
  • 赤と紫では屈折率がわずかに違うため、出ていく向きが少しずれる
  • 主虹は内部反射 1 回、副虹は 2 回で、色の並びが逆になる

Primary

主虹では、赤が外側、紫が内側に並ぶ

内部反射が 1 回のとき、出射角はおよそ 42° 付近へ集まりやすく、赤は少し外側、紫は少し内側に現れます。

Secondary

副虹では、反射がもう 1 回増えて色の順序が逆になる

内部反射が 2 回になると、光の向きがさらに変わり、より外側に淡い虹ができ、色の並びも反転します。

まず見るべきこと

白色光で主虹と副虹を切り替えたときの色順の違いと、単色光にしたときに 1 本の光線だけがどう曲がるかを見比べると、虹の原理がかなり掴みやすくなります。

Core Idea

虹は水滴の表面 1 回で終わる現象ではなく、水滴の中を通る光線の角度選別として見える。

このページでは 1 個の水滴断面と数本の光線だけを使い、どの入射条件でどの色がどの角度へ出ていくかを見える形へ単純化しています。

Viewer

水滴の中の光路を追う

左上から来る平行光線が水滴へ入り、反射して外へ出る道筋を描きます。白色光では複数色を同時表示し、単色光では 1 色だけの曲がり方を見られます。

0.50

水滴の中心からどれだけずれた位置へ光が入るかです。虹を作る角度が出やすいのは中心から少し外れた入射です。

0.0°

ここでは太陽光を平行光線として扱い、光の入ってくる向きだけを変えています。

125 px

幾何光学では虹の代表角はあまり変わりませんが、経路の長さや見え方は追いやすくなります。

現在のモデル

見どころ

Simulation

虹の断面モデル

主虹
白線: 入射する太陽光 色線: 分散した光 灰破線: 法線

虹の種類

主虹

代表的な出射角

42.0°

色の広がり

2.0°

色の並び

外側 赤 / 内側 紫

Reading

虹の見方

学校の教科書では「屈折して虹になる」と短く書かれがちですが、実際には内部反射と色ごとの屈折率差まで含めて見ると理解しやすくなります。

Refraction

屈折

空気から水へ入るとき、光は曲がります。水から空気へ出るときにも再び曲がり、その 2 回の屈折が出射方向を決めます。

Internal Reflection

内部反射

主虹では水滴内で 1 回、副虹では 2 回反射します。反射回数が増えると光の進行方向がさらに変わり、虹の位置も色順も変わります。

Dispersion

分散

赤は少し曲がりにくく、紫は少し曲がりやすいので、同じ白色光でも色ごとに出ていく角度がずれます。これが虹色に見える理由です。

Geometry

主虹と副虹

主虹はおよそ 42°、副虹はおよそ 51° 付近へ出やすく、副虹は内部反射が 1 回多いため色の順番が逆になります。

Reading Tip

虹は「水滴が色づく」のではなく、「水滴ごとに特定角度の色だけを観察者へ返す」ことで見える

実際の空には無数の水滴があります。そのうち、ちょうど観察者の目へ赤や紫を返す角度にある水滴だけが、虹の輪の一部として見えています。

Next

光の曲がり方をほかでも見る

虹が分かったら、宝石のファイアや、波としての光のふるまいも並べると、光の見え方の違いがつながります。

Optics

宝石の光り方

屈折率と分散が強いと、虹とは別の形で色のきらめきが出ます。内部反射の多い系として比べられます。

宝石のページへ

Wave

水面の波と干渉

屈折とは別に、波同士が重なることでできる縞や回り込みも見られます。

波のページへ

Hub

シミュレーション一覧

光、波、電磁気、回転など、ほかの動くページも入口別にまとめています。

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