Lorentz Force / Magnetism / Cross Product

磁場は、
なぜ進行方向を横へ曲げるのか

ローレンツ力は F = q v × B で決まり、力は速度にも磁場にも垂直に働きます。
このページでは、速度ベクトル v と磁場ベクトル B を自分で動かしながら、荷電粒子の軌道、力の向き、右ねじの関係を一画面で確かめられます。

速度ベクトルを操作 磁場ベクトルを操作 右ねじの向きを確認 円運動 / らせん運動の投影

ローレンツ力シミュレーション

画面は x-y 平面、z 方向は画面の奥・手前として扱います。B の z 成分は背景の × / • でも確認できます。

教材向けの典型ケース

正負の反転、平行で力 0、らせん運動、半径の大小など、授業でよく使う条件をまとめて呼び出せます。

粒子設定

速度ベクトル v

磁場ベクトル B

表示・操作

Formula

F = q v × B

|F| = |q| |v| |B| sin θ

磁場だけなら、速さはほぼ一定のまま向きだけが曲がります。

Legend

粒子
速度 v
磁場 B
ローレンツ力 F
現在の電荷 正電荷 (+q)
v と B の角度 90.0°
|F| の大きさ 2.20
半径の目安 r 2.20

Motion

円運動の x-y 投影

速度が磁場に垂直なら、力は常に横向きになり、速さを保ったまま円運動します。

Right-Hand Rule

正電荷では右手の向きがそのまま力になる

右手で v から B へ回した外積の向きが F です。負電荷ではその向きが反転します。

Core Idea

磁場は、速さを変えずに進行方向だけを曲げる。

ローレンツ力は速度にも磁場にも垂直なので、磁場だけがある理想化では仕事をせず、粒子の速さではなく向きだけを変えます。だから円やらせんが生まれます。

How To Read

右ねじと軌道の見方

ローレンツ力は外積なので、速度と磁場の関係で力の向きが決まり、電荷の正負でその向きが反転します。ここではまず、典型的な読み方を 4 つに分けて整理します。

Perpendicular

v が B に垂直なら、曲がり方が最大になる

角度 θ が 90° のとき sin θ が最大になるので、ローレンツ力も最大です。力は横向きに働き続け、円運動になります。

Parallel

v が B に平行なら、力は 0 になる

θ が 0° や 180° なら sin θ = 0 です。磁場はその速度成分を曲げないので、粒子はその向きにまっすぐ進みます。

Helix

平行成分と垂直成分が両方あると、実際にはらせん運動になる

磁場に平行な成分はそのまま進み、垂直成分だけが回転します。このページではその 3 次元運動の x-y 投影を表示しています。

Charge Sign

負電荷では、正電荷と曲がる向きが逆になる

外積 v × B は同じでも、q が負なら力 q(v × B) は逆向きです。正負を切り替えると、同じ設定でも回り込みの向きが反転します。

Force

F = q v × B

力の向きは外積で決まり、速度にも磁場にも垂直です。

Magnitude

|F| = |q| |v| |B| sin θ

角度 θ が大きいほどよく曲がり、平行に近いほど曲がりにくくなります。

Radius

r = m v / (|q| |B|)

磁場が強いほど半径は小さく、速いほど半径は大きくなります。

Model Note

このページで使っている近似

見通しをよくするため、あえて単純化しています。ここでは「一様磁場中での荷電粒子の曲がり方」を直感的に理解するためのモデルに絞っています。

Approximation 1

磁場は空間全体で一様だとみなす

現実の磁場は位置で変わることがありますが、このページでは B ベクトルを空間全体で一定として扱います。

Approximation 2

電場・放射・相対論効果は入れていない

ローレンツ力のうち磁場による曲がり方だけに集中するため、電場やエネルギー損失、相対論的補正は省いています。

Approximation 3

表示は 3 次元軌道の x-y 平面への投影

z 方向は画面の奥・手前として背景記号で示し、実際の軌道は x-y 平面への投影として描いています。

Next Steps

次に広げるならこのページ

ローレンツ力で「場が粒子をどう曲げるか」を見たあと、場そのものの可視化や電磁波の話へ進むとつながります。