Research / SSH / Inquiry

研究とは、
自分で答えをつくる活動。

研究とは、まだ答えがはっきりしていない問いに対して、
自分で考え、調べ、試し、根拠を持って答えを作ることです。ここを理解すると、レポートや発表の深さが一気に変わります。

  • 研究は「問い → 調べる → 考える → 伝える」の全体
  • 正解を覚えるのではなく、自分で答えを作る
  • 一番大事なのは、考えられて検証できる問い

Core

まだ答えが定まっていない

研究は、既知の答えを再確認する作業ではなく、自分の問いに対して説明を組み立てる活動です。

Shift

正解を探すから作るへ

研究では、自分で筋道を作り、根拠で支えながら答えを作っていきます。

最重要

研究とは、自分の問いに対して、根拠を持って答えを作ることです。

Research Flow

問い → 調べる → 試す → 伝える

この流れのどこか一つだけでは研究になりません。問いを立て、既知を確認し、自分の考えを試し、他人に共有するところまで含めて研究です。

Essence

研究の本質は「未知への答え作り」

難しい理論を使うかどうかよりも、自分で問いを立て、その問いに対して自分なりの説明を作っているかどうかが研究の中心です。

Definition

まだ答えがはっきりしない問いに向かう

研究は、最初から答えが確定しているものをなぞる作業ではありません。だからこそ、自分で考える価値があります。

Action

考えるだけでなく、確かめる

思いつきで終わらず、文献やデータ、実験、比較によって、自分の考えを検証していく必要があります。

Output

最後は他人に伝えて初めて研究になる

問いと答えを自分の中だけに留めず、レポートや発表として共有するところまでが研究の一部です。

Flow

研究は 4 つの流れで捉えると分かりやすい

研究の途中で迷ったときは、自分が今この 4 つのどこにいるのかを確認すると整理しやすくなります。

01

問いを立てる

何が分からないのか。

まず、自分が明らかにしたい疑問を言葉にします。ここが曖昧だと、その後の調査も考察もぼやけます。

02

調べる

すでに何が知られているのか。

既存の知識を確認して、どこまでが分かっていて、どこに自分の問いの余地があるかを見ます。

03

考える・試す

どう説明できるのか。

仮説を立て、比較・分析・実験・計算などで確かめます。ここで研究らしさが強く出ます。

04

伝える

どう共有するのか。

自分の問い、方法、結果、考察を他人が追える形でまとめます。ここまで含めて研究です。

Difference

勉強と研究は似ているようで役割が違う

勉強は既にある知識を理解するためのものです。研究は、その知識を土台にして、自分で問いに答える側へ回る活動です。

観点 勉強 研究
答え ある まだ定まらない
立場 教わる 自分で考える
目的 正解を理解する 新しい理解を作る

Point

研究は「正解を作る」側に回ること

勉強で得た知識は、研究の材料になります。そこで止まらず、自分の問いにどう使うかを考え始めると研究になります。

研究ではない

Wikipedia や本の内容をまとめただけ

他人の答えを並べただけなら、調査や要約であって、まだ研究とは言えません。

研究らしい

自分の疑問から始め、仮説と考察がある

問いがあり、検証し、自分の頭で考えた部分があると研究の骨格ができます。

Example

同じテーマでも「まとめ」と「研究」は違う

テーマ名が同じでも、問いの立て方で中身は大きく変わります。違いは「自分で答えを作ろうとしているか」にあります。

Not Yet Research

万有引力の法則について調べた

既知の内容を整理しただけでは、他人の答えをなぞっている状態に近いです。

Research Question

なぜ重力は距離の 2 乗に反比例するのか

問いが立つと、自分で説明を考え、モデルや幾何学の理解を使って答えを作る余地が生まれます。

Good Question

研究で一番大事なのは「良い問い」

問いが弱いと、その後どれだけ頑張っても研究の輪郭がぼやけます。良い問いは、すぐ答えが出ないのに、考えたり試したりできるものです。

すぐ答えが出ない

教科書を一行読むだけで終わる問いではなく、少し考えたり調べたりする余地が必要です。

でも考えられる

大きすぎて何もできない問いではなく、自分の手で少しでも答えに近づける問いが良い問いです。

調べたり試したりできる

文献、比較、実験、シミュレーションなど、何らかの方法で確かめられることが重要です。

Levels

研究にもレベルがある

いきなり大きな発見を目指さなくても構いません。まずはどのレベルの研究になっているかを意識すると、次の一歩が見えやすくなります。

Level 1

調査

何が分かっているかを整理する段階です。研究の土台として重要ですが、ここだけではまだ弱いことがあります。

Level 2

比較・分析

違いや関係を見つけて、自分の視点を加え始める段階です。

Level 3

仮説・検証

自分の考えを立てて試す段階です。SSH の課題研究ではここを目指すとかなり強くなります。

Core Moment

「これ、説明できるかも」が研究の始まり

この感覚が出てきたとき、他人の知識をなぞる段階から、自分の研究へ入っています。

Model

研究とは、小さなモデル作りでもある

研究は単なる感想や情報整理ではなく、世界のルールを自分なりに説明するモデルを作ることでもあります。

世界のルールを説明する

ニュートンやアインシュタインの理論も、世界を説明するモデルです。研究は、その小さな版を自分で作る作業とも言えます。

シンプルでも研究になる

難しいテーマであることよりも、自分で説明を作っていることの方が大切です。シンプルでも研究は成立します。

最後に一言でまとめるなら

研究とは、まだ定まっていない問いに対して、自分で根拠を集め、考え、答えを作る活動です。